オレンジ定食

ネチネチ星人のフルコース

【映画】her 世界でひとつの彼女 感想

amazon prime の権利を持っているのだから、prime作品を全てみるまでは死ねない。

これまでいくらか観てきたけど、観て終わりじゃなくて少し感じたことをブログに残したい。映画を観て『何も感じなかった』って言うのはありえないし、せめてつまらない映画は『つまらない』と言うことが世間のためでもあるのだと思うのだ。

まあ、いつまで続くか分からないけど。

 

てことで1作品目は【her 世界でひとつの彼女】の感想

 

ネタバレ超超含む。

herは人気映画制作会社【A24】の映画

ポパイってセンスしか感じないカルチャー雑誌にてほんの少しだけ紹介されてたので、かつ都合良くprimeにあったので観てみました。

 

アメリカでは今人気作をバンバン作り出してる【A24】という制作会社があるのだが、そこの映画。

 

超ざっくり物語

主人公がAI(人工知能のOS)に恋してメンヘラになる物語。

AIと言っても、声だけなので、肉体的なものはない。

 

感想

うん、面白かった。

時代設定が遠くない未来ということもあって、背景はビルとか並んでる現代のありふれた景色だった。しかし、演出がオッシャレ。おしゃれな映画見ると、それだけでテンション上がる。元カノ(もちろん肉体がある方)とのイチャイチャシーンとか、主人公が一人でベッドに横になってるシーンとか、主人公が夜に繰り出して街でサイコパスになるシーンとか観てて凄え良いと思った。てか主人公の俳優が清潔感あってダンディでイケメン。それだけで評価高いよマジで。

 

恋は社会的に受容された狂気

こんな感じのセリフがあった。吹き替えした人凄えと思った。だって、恋とはまさにそうだよなって思ったからである。わいも片思いくらいは経験してるからね。

 

恋という狂気は人生に新しい景色と、色と、感情を与えてくれる。僕はそう思ってマス。そして、様々な感情を得ることが幸福の一つでもあると思うのです。

 

リアルな感情はどこに宿るのか

人工知能に恋をする。はたまた人工知能が人に恋をする。それはリアルな感情なのかどうか。って問いがこの映画の中でちょくちょく出ます。

 

元カノに会った時に『新しい彼女は人工知能なんだ』って自信持って言ったら「え?リアルな感情と向き合ってないのね」と一蹴。その時少し疑問を感じた。

 

リアルな感情ってなんだろうと。少しずれるけど、二次元に恋するのはリアルな感情なのか。または、三次元だけど、片思いはリアルな感情なのか。では、同性による感情はリアル?人によってリアルな感情は違う(し違っていて欲しい)けど、あくまで「リアルな感情」は「好き」であればそれはリアルな感情なのではないかと自分は思った。

最後に

観て損はないと思った良作であった。

 

おっぱい。