どうも、気になる女の子に声をかけようと思った当日、彼氏っぽい人と渋谷の街へ消えてく姿みて一人ナーバスになってる負け犬ことぽくぽんです。
ひょんなとこからアマゾンのprime readingで漫画『やれたかも委員会』を読みました。傑作です。
ストーリーというか物語はこんな感じ。
毎回、女性との「やれたかもしれない」(セックスできたかもしれない)思い出を持つ男性が、面接会場のような場所を訪れ、女性と甘酸っぱさやほろ苦さ残る思い出を独白形式で語る。女性が独白する回もある。聞き手である男性2名、女性1名で構成される「やれたかも委員会」メンバーが、最後に「やれた」か「やれたとは言えない」かを判定する。
1話完結なので気になる人はすぐ見て欲しい。 面白いし、とにかく男性であれば共感すること間違いないのである。
自分もヤレたかもまではないですが(あれ、これって俺のこと好きなんじゃね?てか好きでしょ絶対)って思ってた節が今までの24年間でいくつかあった(今もある)ので、終始共感しまくりだった。てか共感のスコールだった。
さて、1話完結ストーリーの中で特段心に残ったのは2巻に収録されてる『大阪LOVER』(第15話)です。
この『大阪LOVER』では女性が『ヤレたかも』な思い出を独白します。
入籍を控えた(婚約してる彼氏がいる)主人公の女性が、同じビルで働く同年代の男性と出会い(というよりほぼナンパされ)、ヤレたかもな関係を築いていくんですが、自分も同じビルで働く女性に声をかけようと思っていた(そして声をかける前に彼氏がいることを知った)ので、思いをはせまくりました。辛い。
婚約者と付き合い当初のドキドキをあまり最近感じてなかった(悪くいうとマンネリ化してた)主人公の女性が、『デートしてください』ってアプローチしてくる男性のことも男として意識しまうあたり、ひとり『くうううううう!』ってウネリながら山手線で揺れてました。
日暮里駅のホームでニヤニヤスマホをいじってたぽっっちゃりは俺です。
今度会ったらアレストしてください。
そしてなによりちゃんとオチも用意してあって、これが最初から最後まで実話なら(実話をもとにしてると書いてありますけど)本当に美しい話だなあと一人感心しました。
さてさて、冒頭でも書いたとおり「やれたかも委員会」のメンバーがやれたかどうかを判定するのだが、判定メンバーであるおっさんの呟きが結構クル。かなりくーるー。
一生癒えない傷があるということは、
一生を癒すやれたかもがあるということ
『あの時ヤれたかもしれねえええええなあああ』って毎回お酒の席や友人と会った時に言う人は生きる意味が少しでもあるんじゃなかろうか。と思った。まさしく
消えないかなしみ(忘れられないやれたかも)があるなら
生き続ける意味だってあるだろう
このブログの管理人は当たり前だが人生うまくいってないし(つまらないとは一言も言ってない。)、女性と密な関係を取れたこともないが、うまく行き過ぎる人生は逆に面白くない(嘘)とも思うのです。
『ヤれた』のではなく『ヤれたかも』だからこそ人生にさらなる彩りを、友人との会話に華を咲かせてくれるのでないかと思う今日このゴローでした。
おっぱい。