オレンジ定食

ネチネチ星人のフルコース

意味なんてほど遠い場所から生まれた僕ら

「彼女が中絶してからもうすぐ1年でさあ」

と、久しぶりに会った友人からそう言われました。友人の彼女が中絶したのは知っていました。1年前に中絶するかどうか相談してくれたので。

 

中絶と聞くと重い話のような、もしくは自分の身体から出る子供が欲しくて欲しくて堪らない人にとってはこんなこと言うと、ぼろ糞に言われるかもしれませんが。

中絶した本人はそこまで落ちていないようで

いや、本当は毎日中絶した時のことを夢に見てるのかもしれない。表面上元気に取り作ってるのかもしれない。それは分からない。中絶後何回か会ったけど元気そうでした。実際、話聞いてる感じだと友人も「中絶したのに彼女全然落ちていなくてむしろちょっと怖い」と言ってるぐらいなのでやはりまあ、傍から見たらまあ元気なほうなんだと思います。エビデンス友人と俺ともう一人の友人の3人しかいないけど

大事な命って言われるけど

自分達がいつ、どのタイミングで出来たかなんて産んだ親に聞ける人はそうそういないでしょう。自分も聞いてはいません。けど、思うんです。あの時の新婚旅行で行った旅館で。もしくは、ディズニーランドのホテルで。公園で野合かもしれません。地元の有名なラブホテルかもしれないし、じゃなくて漫画喫茶かもしれない。家かもしれない。多目的トイレかもしれない。

 

毎日何回もセクロスしている夫婦がいたとして、その夫婦が産んだ子供が何年の何月の何日の何時にやったセクロスであなたは生まれた。なんて分かってる人、そんないないんと思うんです。そして、不妊治療等で悩んでる人もいると思いますが、大半の人はたまたま生まれてきたんじゃないかと思うんです。それが、奇跡というか偶然というかは人によってそれぞれでしょう。

 

こんな玉玉生まれてきた僕ら、意味なんてほど遠い場所から生まれた僕らはどこに行きましょうか。何しましょうか。遊びましょうか。

 

おっぱい。