オレンジ定食

ネチネチ星人のフルコース

クリスマス、好きな人にケーキ渡した話

今宵はクリスマスである。

 

年に一度、大事な人と大切な時間を過ごす日である。

 

世の中がいつもよりキラキラしてるのはきっと大切であることを象徴するためなんだろうと、帰りの電車に揺られながら、今そう感じている。

 

今は仕事に忙殺され、クリスマスなんて感じる余裕もないが、大学時代の頃は自分も大事な人と大切な時間を過ごしたい、いや、それ以上に大事な人に大切な時間を過ごして欲しいと思い思考錯誤しながら色んなものを好きな人に与えていた

 

ま、俺彼氏でもなんでもないただの片想いだったんだけどな

 

アオキサダハルのケーキとか、ゴディバのチョコとかよく分からないパティスリーのケーキとか

 

ま、俺彼氏でもなんでもないただの片想いだったんだけどな

 

大学4年のクリスマス、ちょうどback numberのクリスマスソングが流行ってて、

良い曲だねえとか好きな人と猥談していた時を思い出す。

そのまま『ここのお店のケーキすごい美味しいんだよ』と言われ、

 

『じゃあ買ってプレゼントするよ!』と言った俺。

 

『え、嬉しい◯◯大好き!』と言ってた女の子A。(彼氏持ち)

 

ええ、完全に弄ばれていました。彼氏いるのに。そして、弄ばれている自分も気持ちがいいと思ってた自分がいました。逆に彼氏がいるからこそこんな気持ちいいのかもと思う自分さえいました。

 

ええ、完全なる変態でした。突き進む変態。

 

そしてクリスマス当日、自分は彼氏でもないのに好きな人の笑顔を見たいただそれだけのために、そのケーキを片道2時間かけ取りに行き、好きな人の家まで直接行き、渡して帰ったらその日の夜のインスタグラムで

 

『彼氏と◯◯のケーキ食べてるなう!!!!!』

 

キレッソ!!!!!

それワイが4時間かけて買ったケーキ!!!それワイが4時間かけてがっだげーぎゃーーーーーーー!!!!!

 

そこで初めて僕は思った。

 

自分はバカだったと。

 

それ以来自分はクリスマスは嫌いだと思い込んで仕事に忙殺されるようになりました。

 

皆さん、メリクリ。